漁業マーケティングとは?漁師が価格競争から抜け出すための5つのポイント

2026年06月12日10時00分

  • 「良い魚を獲っているのに、価格が上がらない」
  • 「漁協に出荷するだけで、誰が食べているのか分からない」

こうした悩みを抱える漁業者は少なくありません。

その根本にあるのは、マーケティングができていないことです。

マーケティングとは「誰に、何を、どう売るか」を考えること。良い魚を獲るだけでなく、それを誰に、どのように届けるかを戦略的に考えることで、価格決定権を持った売れる仕組みが作れます。

本記事では、漁業マーケティングの基本から、実践すべき5つのポイント、そして効果的な情報発信の方法まで解説します。

この記事でわかること

  • 漁業マーケティングとは何か
  • 漁業マーケティングで考えるべき5つのポイント
  • マーケティング施策を効果的に発信する方法

漁業マーケティングとは何か

マーケティングは「売れる仕組みを作る」こと

マーケティングとは、「売れる仕組みを作る」ことです。

良い魚を獲る漁業者はたくさんいますが、その中で選ばれるには「誰に、何を、どう売るか」を戦略的に考える必要があります。

例えば、同じ魚でも誰に売るかによって戦略が変わります。

  • 子育て中の母親に売るなら、「天然・無添加で安全」を強調。
  • 料理好きの人に売るなら、「脂がのった旬の味わい」を強調。
  • 飲食店のシェフに売るなら、「安定供給できる品質と漁法」を強調。

このように、誰に売るかを決め、その人に刺さるメッセージを届けることがマーケティングです。

なぜ漁業にマーケティングが必要なのか

漁業にマーケティングが必要な理由は3つあります。

理由①:価格決定権がないから

漁協を通じた共販では、価格は市場が決めます。豊漁の年は単価が下がり、コストが回収できないこともあるでしょう。

マーケティングにより「この漁師の魚は高くても買いたい」と思ってもらえれば、価格競争から脱却できます。

理由②:魚は一括りにされやすいから

スーパーに行けば、産地も漁師も分からない魚が並んでいます。

消費者は「鮮魚」として一括りに見るため、差別化できなければ価格で選ばれます。自分の魚の強みを言語化し、伝えることで初めて「この魚を選ぶ理由」が生まれます。

理由③:情報が届かなければ売れないから

どれだけ良い魚を獲っても、消費者や取引先に知られていなければ売れません。

マーケティングにより自社の強みを効果的に伝えることで、認知度が上がり、選ばれるようになるでしょう。

漁業マーケティングで考えるべき5つのポイント

ポイント①:誰に売るか決める

まず「誰に売るか」を決めましょう。

「誰でも買ってほしい」と考えると、誰にも刺さらないメッセージになります。具体的なターゲットを設定することで、効果的なマーケティングができます。

ターゲットの例は、以下の通り。

  • 子育て中の母親(天然・安全を重視)
  • 料理好きの30〜40代(旬の味わい・珍しい魚種を重視)
  • 健康志向の高齢者(低脂肪・高たんぱくを重視)
  • 贈答用を探している人(高級感・産地のストーリーを重視)
  • 飲食店のシェフ(品質・安定供給・珍しい魚種を重視)

ターゲットによって、伝えるべきメッセージも販売する場所も変わります。子育て中の母親をターゲットにするなら、SNSで「漁の様子」を発信しECサイトへ誘導する形が有効です。

飲食店のシェフをターゲットにするなら、品質と漁法の特徴をアピールして直接営業をかける形が合います。

ポイント②:何を強みにするか決める

次に「何を強みにするか」を決めましょう。

他の漁業者との違いを明確にしなければ価格競争に巻き込まれます。自分の魚・漁業の強みを言葉にすることが重要です。

強みの例としては、以下が挙げられます。

  • 天然物・定置網漁など漁法のこだわり
  • 水揚げ後の処理が早く鮮度が高い(数値で示せるとなお良い)
  • 地元でしか獲れない珍しい魚種を扱っている
  • 特定の漁場・海域の環境的な特徴
  • 加工品を自家製造している

強みはできるだけ具体的に、数値で示せるものが理想です。「新鮮」「おいしい」といった曖昧な言葉ではなく、「水揚げ後3時間以内に発送」「◯月〜◯月限定の旬の魚」といった具体的な表現を使いましょう。

強みが明確であれば、消費者は「この漁師の魚を買う理由」を理解できます。

ポイント③:いくらで売るか決める

価格戦略も重要です。安く売れば売れる、というのは誤りです。安すぎると「品質が悪いのでは」と思われ、高すぎると買ってもらえません。

適正価格を決めるには、燃料費・漁具代・人件費・配送費など全コストを計算すること、競合(スーパーや他の直販漁業者)の価格を調べること、ターゲットが「このくらいなら払える」と思う価格を考えることが必要です。

漁業の場合、「天然もの」「産地直送」「漁師直売」というだけで、スーパーより高い価格でも受け入れてもらえるケースが多くあります。価格を下げる前に、まず強みをきちんと伝えられているかを確認しましょう。

ポイント④:どこで売るか決める

ターゲットに合った販路を選ぶことで、効率的に売れます。

販路の例は、以下の通り。

  • 直売所・朝市:地元の消費者に直接販売。価格を自分で決められる
  • EC(ネット販売):全国の消費者に販売。ストーリーを伝えやすい
  • 飲食店:シェフに直接営業。定期的に一定量を買ってもらえる
  • 6次産業化(加工品):干物・塩漬けなど付加価値をつけて販売
  • 輸出・インバウンド:高単価で売れる市場へのアクセス

子育て中の母親をターゲットにするなら直売所やECが向いています。

飲食店のシェフをターゲットにするなら直接営業が必要。ターゲットがどこで買い物をするかを考え、適切な販路を選びましょう。

ポイント⑤:どう伝えるか決める

最後に「どう伝えるか」を決めます。どれだけ良い魚を獲っていても、伝わらなければ売れません。

情報発信の方法としては、以下が挙げられます。

  • SNS:日々の漁の様子、水揚げの瞬間を発信。ファンが育つ
  • ホームページ:漁法、漁場、こだわり、ストーリーを詳しく伝える
  • パッケージ:産地・漁師名・漁法を記載。パッケージも重要なマーケティングツール
  • 大手メディアへの掲載:大手ニュースサイトに取り上げられることで信頼性が高まる

情報発信は一度だけでなく、継続することが重要です。

月に1回でも定期的に発信し続けることで、認知度が上がり、ファンが増えていくでしょう。

BiZ PAGE+:漁業なら無料で使える広告枠

マーケティング施策を実践したら、その成果を発信することが重要です。

「直販を始めた」「新商品の加工品を開発した」「飲食店との取引を開始した」

こうした成果を発信することで、さらに認知度が上がり、新規顧客や取引先が集まります。

しかし自社のホームページやSNSだけでは、見てもらえる人数に限界があります。

そこで有効なのが、BiZ PAGE+です。

BiZ PAGE+は、月間約3億PVを持つライブドアニュースのサイト内に、自社の公式ページを開設できるサービス。具体的には、ライブドアのポータルサイト上に自社の特設ページが制作され、そこから月1本のプレスリリースをライブドアニュースに配信可能。

さらに、ライブドアニュース上の関連記事から、ハッシュタグを通じて自動的に自社ページへユーザーが誘導される仕組みも構築されます。

今のホームページはそのままで、ライブドアという強力な入り口がもう一つ増えるイメージです。

マーケティング施策の成果をニュース化できる

月1本のプレスリリースで、マーケティング施策の成果をニュース化できます。

  • 「〇〇漁業、EC直販を開始。産地直送で全国への販路を拡大」
  • 「〇〇水産、地元の珍魚をブランド化。飲食店10店舗との直接取引を実現」
  • 「〇〇漁業、干物の6次産業化に成功。オリジナル加工品が好評」
  • 「〇〇漁師、SNSフォロワー3,000人突破。情報発信で直販売上が前年比150%に」

こうしたタイトルでライブドアニュースに掲載されることで、「この漁業者は成長している」「新しいことに挑戦している」という印象を消費者・取引先に与えられます。

取引先・顧客が検索したときに信頼を得られる

取引を検討している飲食店のシェフやバイヤー、購入を検討している消費者は、漁業者名を検索します。

そのとき自社サイトだけでなくライブドアニュースのページが表示されれば、「ライブドアニュースで紹介されている漁業者」という事実が信頼性を高めるでしょう。

大手メディアに掲載されているという情報は、取引開始や購入の後押しになります。

BiZ PAGE+の料金プラン

BiZ PAGE+には2つのプランがあります。

スタンダードプラン(月額10,000円、初期登録審査料30,000円)が基本プランです。

なお、漁業・農業・製造業・建設業・林業・鉱業・採石業・砂利採取業・電気・ガス・熱供給・水道業など、総務省ホームページの大分類A〜Fにあたる業種は、産業支援の一環としてフリープラン(月額0円、初期登録審査料0円)でご利用いただけます。

どちらのプランにも以下のすべてが含まれます。

  • プレスリリース配信(月1本、ライブドアニュース掲載保証付)
  • 貴社関連ハッシュタグ設置
  • デザイン費
  • ページ制作・掲載費
  • サーバー・ドメイン各種利用料
  • 管理費
  • ページ修正費(会社概要の修正を月一回まで無料)

漁業の場合、これらのサービスをすべて無料でご利用いただけます。

BiZ PAGE+が特に向いている漁業者

①マーケティングに力を入れている漁業者

直販・EC・飲食店直取引など、マーケティング施策を実践している漁業者に最適です。

施策の成果をニュース化することで、「この漁業者はマーケティングが上手い」という認知が積み上がります。そして漁業ならこれが無料です。

②新商品・加工品を開発している漁業者

新しい取り組みをしているのに「誰も知らない」状態の漁業者に向いています。

BiZ PAGE+で開発した加工品や新サービスをニュース化することで、消費者・取引先の両方にリーチできます。

③ブランド力を高めたい漁業者

「〇〇漁業」という名前を広めたい漁業者に最適です。

月1本のプレスリリースを継続的に配信することで、「成長している漁業者」「信頼できる漁業者」として認知が積み上がります。

そして、漁業ならこれが無料。初期費用も月額費用もゼロです。

詳しくは、BiZ PAGE+のサービス詳細をご確認ください。

まとめ:漁業マーケティングは「誰に、何を、どう売るか」を決めることから

漁業マーケティングとは、「誰に、何を、どう売るか」を戦略的に考えること。良い魚を獲るだけでなく、それを誰に、どのように届けるかを考えることで、価格決定権を持った売れる仕組みが作れます。

漁業マーケティングの5つのポイントは、誰に売るかを決める、何を強みにするかを決める、いくらで売るかを決める、どこで売るかを決める、どう伝えるかを決めることです。

そして、マーケティング施策の成果を大手メディアでニュース化することで、認知度が上がり、さらに多くの顧客や取引先が集まります。

漁業マーケティングは、「戦略的に考える」ことから始まります。今日から、「誰に、何を、どう売るか」を考えてみましょう。

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